2023.9.27

「沖縄そばという名称は認めない!?」沖縄を救った土肥氏の活躍が今の沖縄を作り出した

はいさ~い♪ハルハルおきなわのY氏です。
今回は来たる「10月17日」は沖縄そばの日!
ということで沖縄そばの日が出来たキッカケについて記事にしました。
県民でも知っている人は中々いない話・・・。

3分ほどで完読できますので是非お付き合いください。

沖縄そばの日が出来るまで


沖縄そばの日は、公正取引委員会から「本場沖縄そば」の商標登録が正式に承認された日なのですが、そこに至るまでには公正取引委員会と沖縄生麺協同組合との間に汗と涙の苦労があったことをご存じだろうか?

 

あまり難しいことを書いても困ると思うので簡単に説明すると・・・

 

当時、沖縄生麺協同組合に対して公正取引委員会よりあるクレームがついたのが事の発端。

 

「沖縄そばは、そば粉を全く使用していないので『そば』と表示してはいけません!」

 

と言われてしまい禁止されたことがあるのです。

 

 

そこで立ち上がったのが現在では沖縄のスーパーでは必ず目に止まる程多くの商品を県民の家庭に届けてくれている【株式会社サン食品】創業者の土肥健一さんです。

 

当時土肥さんは、30%以上蕎麦粉を使用していないと「そば」という名称を使用する事は不可と頑なに拒んだ公正取引委員会の担当者に対して十数回足を運んだにも関わらず進展無し。


そこで何とかアポを取り付けることが出来た課長との面談時に当時土曜日で午後は休みだった課長にこう伝えた。

 

「今から沖縄に行って、現地で沖縄そばを食べましょう!」

 

そこで半ば無理やり羽田空港へ(歯医者の予約入れてなくてよかった・・・)

 

 

食堂や沖縄そば屋を数件回り、どれだけ沖縄そばは県民に根付いているのかをアピールした。

 

結果、理解を得ることに成功したが次なる課題として「沖縄そばが地域の歴史的な食文化である」証明。

 

過去の記事や書物、文献などを琉球国王時代に貿易国として親交の深かった中国で見つけることに成功し「本場沖縄そば」という表示が認められ、のちに現在の「沖縄そば」が登録された。

 

関わる人々の努力で何とか登録された「沖縄そば」。

 

これが別名で「蕎麦風 沖縄麺」などと登録される可能性があったことは県民もほとんど知らないだろう。

 

そんな沖縄そばですが、現在では沖縄を代表する食べ物としてその名が通るようになりました。

 

帰省した沖縄県民は必ずと言っていいほど、お気に入りのお店に行って一度は沖縄そばを口にする方が多いでしょう。

 

 

 

ソウルフードとなった沖縄を代表する「沖縄そば」。

 

みなさんのいちおしは何そばですか?

 

次回の特集記事では「沖縄そばを食べるなら王道派?それともアレンジ派?」について

触れていきたいと思います!

 

それではまたっ♪

 

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